「WEBデザイナーとUI/UXデザイナーの違いがよくわからない…」と感じている人は多いはず。
どれも「デザイン」に関わる仕事ですが、役割や求められるスキルが異なります。
この記事では、それぞれの仕事内容や、フリーランスとしての活動しやすさについて詳しく解説します。
WEBデザイナー（ウェブデザイナー）を目指しているけど、UI/UXデザイナーとの違いが、よくわからない人に向けた内容です！
Webデザイナー・UIデザイナー・UXデザイナーの違いとは？
WEBデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナーは、どれもデザインに関わる職業ですが、役割が異なります。
WEBデザイナーは主に、WEBサイトのデザインを担当し、UIデザイナーはアプリやWEBサービスのインターフェースを設計します。
一方、UXデザイナーはユーザー体験全体を設計する仕事です。
| WEBデザイナー | UIデザイナー | UXデザイナー | |
|---|---|---|---|
| 役割 | WEBサイトのデザイン（コーディングすることも） | アプリやWebサービスの画面設計・使いやすさのデザイン | ユーザー体験全体の設計 |
| 目的 | 訴求内容を伝えるWEBサイトを作る | ユーザーが直感的に操作できるデザインを作る | ユーザーの満足度を向上させる |
| 主なツールなど | Figma、Photoshop、（ HTML/CSS） | Figma、XD、ユーザビリティテスト | ユーザーリサーチ、分析ツール |
さぽこWEBデザインと比べて、UI/UXデザイナーの仕事は、何をしているかイメージしにくいと思います。
ざっくり説明すると、UIデザインは「アプリの画面デザイン」、UXデザインは「アプリの設計」という感じです。
仕事内容の違いを詳しく解説！
では、具体的にどんな仕事をするのか、WEBデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナー、それぞれの詳しい仕事内容を説明します。
WEBデザイナーの仕事内容
WEBデザイナーは、企業のWEBサイトやLP（ランディングページ）などのデザインやコーディングを行う仕事です。
ユーザーにとって見やすく、目的に応じた魅力的なデザインを作ることが求められます。
- WebサイトやLPのデザイン、コーディング（HTML/CSS）
- バナーやSNS用の画像制作
- クライアントワークが多い
UIデザイナーの仕事内容
UIデザイナーは、アプリやWEBサービスの使いやすさを考えながら、ボタンやナビゲーションの配置などを設計します。
FigmaやAdobe XDを使用してUIデザインを作成し、視覚的なデザインと機能性を両立させるスキルが求められます。
- WebサービスやアプリのUI設計
- ユーザーがストレスなく操作できるデザインを作る
- UXデザイナーやエンジニアと連携
UXデザイナーの仕事内容
UXデザイナーは、ユーザーの行動や心理を分析し、より良い体験を提供するためのデザインを設計します。
データ分析をもとに、ボタンの配置やサイトの導線を最適化し、ユーザーがストレスなく目的を達成できるようにするのが仕事です。
- ユーザーリサーチ、データ分析
- サイトやアプリの導線設計
- 体験全体の改善（ABテストなど）
さぽこUXデザインは、UIデザイナーやディレクターが兼任することもあります。
UI、UXデザインはプロトタイプを作成するので、FigmaやAdobe XDを使用します。
WebデザイナーからUIデザイナーになるには？
WebデザイナーからUIデザイナーへの転向は、比較的スムーズにできるキャリアパスのひとつです。
なぜなら、Webデザインの経験が、UIデザインにも応用できるためです。
しかし、UIデザイナーとして活躍するには、いくつか新たに学ぶべきポイントがあります。
WEBデザインとUIデザインの違い
WEBデザインは訴求内容に合わせて「Webサイトの見た目を整える」ことが目的ですが、UIデザインは「ユーザーが直感的に操作できる」ことがとても重要です。
そのため、以下の2つのスキルが求められます。
「使いやすさ」を追求するデザイン
UIデザイナーは、ユーザーが迷わず使えるデザインを作る必要があります。
たとえば、ボタンの配置やサイズ、フォントの選び方などがユーザーの操作性に大きく影響します。
Webデザインでは「美しさ」が重要視されることが多いですが、UIデザインでは「使いやすさ」も重視されます。
「ユーザーの操作」に対する「反応」をデザインすること
インタラクションデザインとは、ユーザーが行動を起こしたときに、どのような反応が返ってくるかを設計することです。（アニメーションや画面遷移など）
例えば、ボタンを押したときに色が変わる、フォームに入力したときにエラーがリアルタイムで表示される、といった動作が含まれます。
これにより、ユーザーはシステムが意図通りに動作していることを確認でき、よりスムーズに操作できるようになります。
WebデザイナーからUIデザイナーへの転向のためには、WEBデザインよりも「ユーザーの操作」に関する知識が必要になります。
さぽこWEBデザインより、操作性が重要なので、スマホなどの実機で、何度も操作しながらデザインします。
WEBデザインと比べて、テストや検証をする時間が多いです。
フリーランスとして活動しやすいのはどれ？
フリーランスとして活動しやすいかどうかは、案件の豊富さや、求められるスキルの難易度によって決まります。
結論としては、Webデザイナー ＞ UIデザイナー ＞ UXデザイナー の順に、フリーランスとして活動しやすい、と言えます。
| Webデザイナー | UIデザイナー | UXデザイナー | |
|---|---|---|---|
| 案件の多さ | 多い LP・コーポレートサイト制作など豊富 | 普通 アプリ・WebサービスのUI設計 | 少ない 企業の戦略設計が多く、個人案件は少なめ |
| クラウドソーシングでの仕事 | 多い バナー制作・HP作成・コーディング案件が多い | 少なめ スタートアップのUI改善案件はあるが少なめ | 少ない 戦略設計系の案件はあまりない |
UIデザイナーやUXデザイナーは、チームでの連携が必要なため、企業勤務が多い傾向があります。
特にUXデザインはリサーチやユーザーテストを行うため、長期的なプロジェクトに関わることが一般的です。
さぽこWEBデザイナーで活動していると、UIデザインの仕事をいただくこともあります。
UIデザインの仕事をしたことで、操作性などの知識が増えて、WEBデザインにも知識を活かすことができます。
まとめ：フリーランスで活動しやすいのはWEBデザイナー
Webデザイナー、UIデザイナー、UXデザイナーは、それぞれ異なる役割を持つ職業ですが、どれもデザインに関わる重要な仕事です。
どの職種を目指すかによって学ぶべきスキルが変わってくるので、自分の適性に合わせた選択をすることが大切です。
- Webデザイナー
- WebサイトやLPのデザイン＆コーディング
- フリーランスとして活動しやすい
- UIデザイナー
- アプリやWebサービスの画面設計
- 使いやすさを意識したデザイン
- WEBデザインよりチーム連携が必要
- UXデザイナー
- ユーザーの体験を設計する
- 長期的なプロジェクトが多い
- 企業に勤務することが多い
- フリーランス向けの仕事は少ない
それぞれの違いを理解した上で、自分のキャリアをしっかり設計し、目標に向かって学習を進めていきましょう！
