WEBデザイナーってオシャレで自由なイメージがあるけど、実際は残業が多くて大変って聞いたことはありませんか?
「納期がきつそう」「労働時間が長い?」「ブラック企業が多いの?」と不安になる人も多いはずです。
確かに、WEBデザイナーはクリエイティブな反面、残業が発生しやすい仕事でもあります。
でも一方で、最近は働き方が見直され、残業の少ない会社も増えてきています。
この記事では、「WEBデザイナーは本当に大変で、残業がきつい仕事なのか?」という疑問に答えつつ、最新の働き方や残業事情、働きやすい環境の見つけ方まで、リアルな視点でお伝えします。

15年以上前に、未経験から転職した企業で、毎日3時間ほど残業していた現役WEBデザイナー(現在はフリーランス)が解説します。
- 2025年現在、WEBデザイナーは本当に残業が多いのか?
- WEBデザイナーが「大変・きつい」と言われる理由とは?
- 最近のWEBデザイン業界での、働き方の変化
- 残業が少ない職場の特徴と見極め方
- WEBデザイナーに興味があるけど、残業が不安な人
- 転職を考えているけど、働き方がきつくないか知りたい人
- デザインの仕事をしたいけど、自分に向いているか悩んでいる人
- 転職したいけど、ブラック企業で働くのは避けたい人
WEBデザイナーは、残業が多いって本当?


WEBデザイナーは「残業が多くてきつい」というイメージを持たれがちです。
確かに数年前までは、納期に追われて夜中まで作業するケースも多く、体力的にも精神的にも大変な職場が少なくありませんでした。
でもここ最近は、労働環境の見直しを進める企業が増えており、定時で帰れる職場も確実に増えてきています。
特に、以下のような企業では、残業を減らす取り組みが本格的に進んでいます。
- 大手企業
- コンプライアンス意識が高い
- インハウスデザイナー
- 自社の制作物を担当
- 働きやすさを重視する企業やベンチャー
- 残業が多いと、求人が集まらない
WEBデザイン業界にも、「長時間労働=望ましくない」、効率的に働くことを評価する流れが定着し始めています。



私がフリーランスとして独立した時代は、会社員WEBデザイナーは残業が当たり前でした。
フリーランスで活動しはじめても、23時すぎに、取引先の担当者さんがチャットで「終電なので帰ります、帰宅後にチェックします。」というのが日常でした。
2020年頃の「働き方改革」から少しずつ流れが変わってきたように感じます。
それでも「残業が多い」会社が残っている理由


一方で、すべての会社がホワイトな働き方に変わっているわけではありません。
中小の制作会社や広告系の現場では、今でも残業が多い会社が残っているのも事実です。
特に以下のようなケースでは、残業が発生しやすくなります。
- 少人数体制で業務が回っていない
- クライアント対応が優先される文化
- 案件のスケジュールに余裕がない
「急な修正依頼で夜中まで対応」「担当者が休んだら全部引き継ぐ」など、一人あたりの負担が大きい現場では、長時間労働になりやすい傾向があります。



今でも、短納期の案件はたくさんあります。
私はフリーランスなので、無理な案件はお断りすることもできますが、会社員のWEBデザイナーさんの中には、対応せざるを得ない状況の方もいるかもしれません。
その分、お給料や待遇に納得できていれば、問題ないかもしれません。
それでも、長時間労働が続くと、体調やメンタルを崩してしまう可能性もあるので注意が必要です。




WEBデザイナーが「大変・きつい」と感じる瞬間


残業だけでなく、WEBデザイナーという仕事には「大変だな」と感じるタイミングがいくつもあります。
- 複数案件を、同時進行しなければならない
- 自分の作品に対して常にフィードバックがあるため、メンタル的に疲れやすい
- 業務に集中したいのに、電話や雑務で作業が中断される
- クライアントからの要望が、頻繁に変わる
確かに、大変なこともありますが、WEBデザイナーは環境が悪くなければ、やりがいのある楽しい仕事です。
だからこそ、無理なく働ける会社を選んで、自分に合った環境で長く続けていくことが大切です。



私が会社員としてWEBデザイナーをしていた頃、一番大変だったのは、納期がきつい案件を抱えながら、別の案件のクライアント対応もしなければならないときでした。
特に、デザインに集中している最中にクライアントから電話が入ると、集中力が切れてしまい、元に戻すのにかなり時間がかかってしまいます。
当時はディレクション業務も兼任していたため、どうしても電話対応を避けることができず、デザインに集中する時間が確保しづらいことが悩みでした。
今思えば、ディレクションとデザインがきちんと分業化されている職場であれば、デザイン業務に集中しやすく、スキルアップもしやすかったのではと感じます。


働きやすいWEBデザイン会社を見極めるコツ


ブラックな働き方にならないよう、転職や就職活動の際には、以下のような点をチェックしてみてください。
- 求人票に「残業時間の記載」があるかどうか
- 面接時に「1日の働き方」や「月の平均残業時間」を確認
- 企業口コミサイト(OpenWorkなど)を参考にする
面接で質問するのは勇気がいるかもしれませんが、長く働き続けるためには大切なポイントです。
自社サイトや社内ツールのデザインを担当する「インハウスデザイナー」は、スケジュールに余裕があるケースが多く、納期に追われることが少ないのが特徴です。
クライアントの要望に振り回されにくい点も、働きやすさにつながっています。


まとめ|WEBデザイナーの残業は減っている!


WEBデザイナーは、昔に比べて残業が減り、働きやすい環境が整ってきている職業です。
とはいえ、今もブラックな働き方が残る会社が存在するのも事実。
だからこそ、転職や就職を考えるときは、働き方や職場の雰囲気をしっかり調べることが大切です。
WEBデザイナーは大変なこともありますが、やりがいのある、楽しい仕事でもあります。
自分に合った環境で、長く安心して続けられるように、働く場所にはしっかりこだわっていきましょう。