WEBデザイナーって将来性ある？AIで仕事がなくなるって本当？AIに淘汰されるデザイン業務は？

2025年3月9日

AIの発展により、「WEBデザイナーの仕事は将来なくなるのでは？」という不安を持つ人が増えています。

確かにAIツールは日々進化し、デザインを自動生成する技術も発展しています。

しかし、結論から言うと、WEBデザイナーの仕事が完全になくなることはありません。

むしろ、AIと共存しながら新たなスキルを身につけることが求められる時代になっています。

この記事では、AIの影響を受ける分野や、今後WEBデザイナーに求められるスキルについて考えてみます。

AI時代の、WEBデザイナーの将来性と現状

AIデザインツールの発展

最近では、Figma AI、Canva、Adobe Firefly などのAIツールが登場し、簡単なデザイン作業を自動化できるようになっています。

Figma AI
- レイアウトの自動提案、デザイン要素の生成
Canva
- テンプレートベースで手軽にデザインを作成
Adobe Firefly
- 画像生成やテキストデザインの自動化

これらのツールにより、初心者でも簡単にデザインを作成できるようになりました。

しかし、すべてのデザイン業務がAIに置き換わるわけではありません。

さぽこ

私は「Adobe Firefly」を勉強中です。

「WEBデザイン全体を作成する」というよりは、「デザインに使用するパーツや素材を作ったり、写真の加工をする」という使い方になるのかな？という印象です。

ChatGPTのようなテキスト系のAIと違って、画像系のAIは、微調整がしにくい、再現性が低い、と感じています。

ただ、これは私のAIのスキルが低く、プロンプト（指示文）をうまく書けるようになれば、もっと使いこなせるのかもしれません。

AIが得意なこと・不得意なこと

AIが得意とするのは単純なデザイン作業です。

AIが得意なこと

シンプルなロゴやアイコンの生成
写真の編集や加工
バナーやSNS投稿画像の自動作成

AIが不得意なこと

クライアントの意図を汲み取ったデザイン
ユーザー体験（UX）を考慮したデザイン
ブランド戦略に基づくデザイン

このように、AIはあくまでツールの一つであり、クリエイティブな発想やユーザー視点の設計は人間にしかできません。

AI（Adobe Firefly）で作成したイラスト

私がAdobe Fireflyで作成したイラストが、以下です。
例えば、このテイスト変えずに、女性や猫のイラストに展開するのは、難しかったです。

とはいえ、このレベルのイラストを作れるのはすごいですよね。

AIでWEBデザイナーの仕事は、本当になくなる？

では、WEBデザイナーの仕事の中で、AIの影響を受けやすいものとそうでないものを見ていきましょう。

なくなる可能性が高い仕事

画像加工・修正作業
- PhotoshopのAI機能で瞬時に修正が可能
簡単なコーディング（HTML/CSS）
- ノーコードツールの進化により、自動化が進む
単純なバナーデザインやサムネイル作成
- テンプレートを使ったデザインはAIが得意

なくならない仕事

クライアントワーク
- ヒアリングをして、要望を形にするコミュニケーション能力
ブランドデザイン
- 企業のアイデンティティを考え、独自のデザインを作る仕事
UX/UI設計
- ユーザーの行動を分析し、最適なデザインを考える仕事はAIには難しい

単純な作業を繰り返すだけのデザイナーは、AIによって淘汰される可能性が高いですが、戦略的なデザインやクリエイティブな発想が求められる仕事は今後も重要です。

さぽこ

10年以上前はPhotoshopで、人物のトリミングは時間がかかる作業でした。（特に髪の毛！）

そのため、写真の切り抜きだけのサービスもありました。

今はPhotoshopで「被写体を選択」で簡単にトリミングできて便利です。
スマホですら、消しゴムマジックですもんね。

何が言いたいかというと、

Photoshopの進化で消えた仕事もあるし、AIの出現で消える仕事もあるけど、デザインの仕事は消えてないよ！ってことです。

WEBデザイナーの将来性を高めるために、必要なスキル

では、今後WEBデザイナーとして活躍し続けるためにはどのようなスキルが必要なのでしょうか？

1. 「AI × デザイン」を活かせる人材になる

AIを敵と考えるのではなく、AIを使いこなせるデザイナーになることが重要です。

AIツールを活用して効率化
AIが得意な作業を任せ、人間はクリエイティブな部分に集中

2. マーケティングやUX/UIの知識を強化

WEBデザインは見た目だけではなく、「使いやすさ」や「成果を上げるデザイン」が求められます。

ユーザー行動を分析できるスキル
コンバージョン率（CVR）を意識したデザイン設計

3. コーディングスキルがあればさらに強い

ノーコードツールが増えてきたとはいえ、カスタマイズが必要な場面は多いです。

HTML/CSS、JavaScriptの基礎
WordPressなどの知識

特にUI/UX設計とマーケティングスキルを持ったデザイナーは今後も重宝されるでしょう。

さぽこ

AIが進化しても、AIを使うのは人間なので、将来、デザインの仕事がなくなることはないです。

今は、Photoshopなどを使ってデザインしているように、これからはAIも使って、デザインするようになるのではないでしょうか。

また、日本のデザインは言語などが特殊なこともあり、英語のデザインと比べると、難易度がやや高いと思います。