WEBデザイナーを目指している人にとって、「実際どのくらい稼げるのか?」は気になるポイントですよね。
特に最近は在宅やフリーランスなど、働き方の選択肢も増えているぶん、収入の差も大きくなっています。
この記事では、2025年の最新データをもとに、WEBデザイナーの平均年収に注目しながら、年齢や働き方による違い、そして年収を上げるために必要なスキルや考え方をわかりやすく解説します。

現役WEBデザイナーが、2025年のWEBデザイナーの平均年収について調べました。
- WEBデザイナーの「平均年収」の目安(2025年最新)
- 年齢や働き方別の 収入の違い
- 年収を上げるために、必要なスキルと考え方
- WEBデザイナーの給料が実際どうなのか知りたい人
- フリーランスと会社員で、どれくらい違うのか気になる人
- どうすれば収入を上げられるのかを知っておきたい人
WEBデザイナーの平均年収は、約466万円(371.5万円説もあり)


求人ボックスによると、2025年2月時点でのWEBデザイナーの平均年収は約466万円とされています。
地域別のWEBデザイナーの給与
地域別のWEBデザイナーの年収・時給を表にまとめました。
関東・関西エリアは年収・時給ともに高く、地方エリアではやや低くなる傾向でした。
地域 | 年収 | 時給(派遣) | 時給(アルバイト) |
---|---|---|---|
北海道・東北 | 363万円 | 1,428円 | 1,177円 |
甲信越・北陸 | 342万円 | 1,334円 | 1,001円 |
関東 | 421万円 | 2,000円 | 1,172円 |
東海 | 388万円 | 1,839円 | 1,066円 |
関西 | 405万円 | 1,794円 | 1,150円 |
中国 | 344万円 | 1,597円 | 1,201円 |
四国 | 342万円 | 1,303円 | - |
九州・沖縄 | 367万円 | 1,633円 | 1,033円 |
こちらのデータを平均すると、平均年収は約371.5万円でした



参考サイトでみると、平均年収466万円となっていますが、地域別の平均を取ると371.5万円と、異なる数字になっていました。
100万近く違うので、どちらを参考にすべきか悩ましいですね。
経験年数ごとの、年収の目安


「平均466万円(もしくは371.5万円)」と言っても、年齢やスキルによって、大きな差が出るのが現実です。
ここでは、実際にどのくらいの年収からスタートして、どう伸びていくのかを、表にまとめました。
経験年数 | 年収の目安 | 状況の目安 |
---|---|---|
未経験〜1年目 | 250〜300万円 | アシスタント業務中心。 |
2〜3年目 | 300〜350万円 | デザイン業務を単独でこなせるようになる時期。 |
4〜5年目 | 350〜450万円 | クライアント対応やディレクションも増えてくる。 |
6年目以降 | 450万円〜 | 上流工程やフリーランス展開で収入が伸びる。 |
フリーランスと会社員では、年収に差がある


さらにWEBデザイナーは、働き方によって収入の上限も変わってきます。
フリーランスは、人によって年収はさまざまです。
働き方 | 年収の目安 | 特徴 |
---|---|---|
会社員 | 300〜450万円 | 安定性はあるが昇給幅は狭め。 |
フリーランス | 200〜800万円以上 | 自由度は高いが、収入の波も大きい。 |
WEBデザイナーのフリーランスは、案件次第で高収入も目指せますが、最初の1〜2年は低収入になりがちです。
実績や信頼の積み上げが、重要になります。


収入を伸ばす3つの力:デザイン・実装・提案力とは?
WEBデザイナーとして年収を上げるためには、ただ働くだけではなく、価値の高いスキルを身につけていくことが欠かせません。
特に重要なのが、以下の3つの力です。
1. WEBデザインのクオリティを高める


年収アップのために最も大切なのは、「目的に合ったデザインができる実力」です。
美しいだけではなく、ユーザーの視点やクライアントの要望をふまえたデザインができることが重要です。
デザイン力を上げるには?
- 他人のデザインを「なぜ良いのか」を分析するクセをつける
- 先輩デザイナーにフィードバックをもらい、より良いデザインに取り組む
- ポートフォリオで成果物を蓄積し、自分の強みを可視化する
こうした地道な努力が「この人に頼みたい」と思われる力になります。
- 目的に合ったデザインができる(ただキレイなだけじゃない)
- ユーザーの動きや感情まで考慮したUI設計ができる
- クライアントの意図をくみ取り、提案型のデザインができる
- ポートフォリオで「実績」や「成果」を見せられる




2. コーディングスキルを身につける


HTML/CSS、JavaScriptといったフロントエンドの知識があると、デザインだけでなく実装まで対応できるようになります。
デザイナーとエンジニアの「橋渡し役」になれるため、案件の幅が広がり、単価も上がりやすくなるのがポイントです。
学ぶべきスキル例
- HTML/CSSの基本構造とルール
- レスポンシブ対応、Flexbox/Gridなどのレイアウト技術
- JavaScriptやWordPressの基礎(余裕があれば)




3. ディレクション力・マーケティング視点を持つ


ただ指示通りに作るだけでなく、「なぜこの構成なのか」「どうすれば成果が出るか」といった提案ができるようになると、より高単価な案件を任されやすくなります。
マーケティングの視点を持つことで、「売れるデザイン」「伝わるデザイン」も作れるようになり、継続依頼にもつながります。
鍛えるべき力
- ペルソナ設計や、カスタマージャーニーの理解
- サイト設計・構成案の提案スキル
- 成果を意識したデザイン思考(CTA、導線など)
未経験からでも、年収は上げられる


WEBデザイナーの世界では、スキルと実績さえあれば、年収はあとからいくらでも伸ばせます。
最初は年収が低くても、未来の収入を自分の努力で変えていけるのがこの仕事の魅力です。
未経験WEBデザイナーの、年収アップまでのステップ
- 基礎スキルを身につける(デザイン・コーディング)
- ポートフォリオを作って実績を見せる
- 就職・案件受注などで実務経験を積む
- 得意分野を磨いて単価を上げる
- フリーランスや副業にも展開する


まとめ|スキル次第で年収は変えられる


WEBデザイナーの平均年収は、約466万円(もしくは371.5万円)
最初は控えめな収入でも、スキル・実力・実績の積み重ねで年収はどんどん伸びていきます。
これをコツコツ磨いていけば、きっとあなたの未来の働き方も、収入も変わっていきます。

