毎日「仕事、つまらないな…」と思いながら働いていませんか?
特に30代・40代になると、辞めたい気持ちがあっても「年齢的にもう遅いかも」「転職先が見つからないかも」と不安になり、何年もそのままの職場にとどまってしまう人は少なくありません。
でも、つまらない仕事を続けていると、気づかないうちに大きなリスクを抱えてしまう可能性があります。
この記事では、「仕事がつまらない」と感じる理由や、それを放置して続けることのリスクをお伝えします。
仕事が「つまらない」と感じる理由とは?

「仕事がつまらない」と一口に言っても、その感じ方は人それぞれ。
よくある理由は以下のようなものです。
- 同じルーティンばかりで、成長できない
- 毎日同じ作業の繰り返しで、自分の成長を感じられないと、どんどんやる気が出なくなってしまいます。
- 人間関係や、社風が合わない
- 同僚や上司との関係がうまくいかない、会社の考え方に納得できない、そんな毎日は、精神的にもかなりしんどいです。
- 自分の強みやスキルが活かせない
- 本当はもっと違うことができるはずなのに、任されるのは雑務や単調な作業ばかり。モヤモヤしますよね。

私も、WEBデザイナーを目指す前にしていた仕事を、毎日つまらないと感じていました。
アパレル販売の仕事だったのですが、お客さんが少なく、暇すぎる。
なのに、店頭に立っていないといけないのが、とても苦痛でした。
数年後、自分はどうなっているんだろう?と思いながらも、経済的な不安もあり、すぐに辞めることもできませんでした。
会社の待遇は良かったのですが、自分が成長していないので、将来がとても不安でした。
つまらない仕事を続ける「3つのリスク」
つまらないと感じながらも「仕事なんてそんなもんだよね…」と、仕事を続けてしまう人も多いです。
しかし、その選択が、あなたの将来に悪影響を与えることも…
放置してしまう前に、知っておいてほしい3つのリスクを紹介します。
リスク01. 自己肯定感が下がる


「この仕事って、私じゃなくてもできるよね…」「誰にも感謝されない」「成果が見えない」.. そんな風に感じながら毎日を過ごしていると、少しずつ自分の価値を見失っていってしまいます。
本来は能力がある人でも、やりがいを感じられない仕事を長く続けていると、「自分には、何もスキルがない…」と自信を失い、自己肯定感が低下してしまいます。
そうなると、新しいことにチャレンジする気力もなくなり、ますます行動が止まってしまう…という悪循環になってしまいます。
リスク02. キャリアの可能性が狭まる


興味の持てない仕事を、何年も我慢して、新しい挑戦ができない環境にいると、キャリアアップのチャンスも掴みにくくなります。
転職を考え始めたときに「何ができるかわからない」「スキルが足りない」と不安を感じて、一歩踏み出せなくなる人も多いです。
本当はもっと適性のある仕事や、自分らしく働ける環境があるかもしれないのに、ずっと同じ場所にいることで、その可能性を見逃してしまう…。
そうならないためにも、早めに「自分はこのままでいいのか?」と立ち止まって考える時間が大切です。
リスク03. 心身に悪影響が出る


「やりがいはないけど、生活のために辞められない」「みんな、そんなもんだよね」と、心にフタをして働き続けていると、気づかないうちにストレスが積み重なっていきます。
やる気が出ない、朝起きるのがつらい、仕事のや将来のことを考えたくない…。
そんな状態が続くと、精神的にも体力的にも限界を迎えてしまうことがあります。
その結果、無気力になったり、軽い鬱のような症状が出ることもあります。
メンタルを壊してからでは遅いので、我慢せずに環境を変える選択肢も視野に入れましょう。
割り切るのもアリ?「仕事=生活費」と考える人の選択肢


もちろん、「仕事は生活のための手段」と割り切って働くという選択もあります。
仕事はつまらなくても、その分、プライベートを充実させて、バランスよく過ごしている人もいます。
しかし、我慢して働くには、ストレス耐性や、精神的なタフさが必要です。
仕事の時間は、1日の中でも大きな割合を占めるからこそ、「本当にこの働き方でいいのか?」と、立ち止まって、自分に問いかけてみることが大切です。



今の仕事を続けるというのも、大切な選択肢の1つ。
特にお金の問題は大きく、キャリアチェンジや転職しても収入が減ってしまうと、好きな仕事でも続けるのは難しくなります。
だからこそ、今の仕事を続けるメリットについても、冷静に考える必要があります。
その上で、将来の経済的な計画を立てて、キャリアチェンジや転職を検討していきましょう!
後悔しないように、しっかり考えて計画を立てていきましょう!




それでも「辞めたい」と思ったときに考えるべきこと
毎日がつまらない、やる気も出ない…そんな時に「もう辞めたい!」と思うのは自然なことです。
でも、感情に任せて、いきなり辞表を出すのはNGです!
辞めた後のことも考えて、行動しましょう。
仕事を辞めたい「理由」を整理する


「仕事がつまらない」と感じたとき、その原因が、仕事内容にやりがいを感じられないのか、職場の人間関係がストレスになっているのか、それとも働き方(リモートの可否、残業の多さ、通勤の負担など)の問題なのかを整理することが大切です。
「何に不満を感じているのか」を紙に書き出してみるだけでも、頭の中が整理されていきます。
そうすると、「転職しかない」と思っていた気持ちが、実は部署異動や働き方の見直しで改善できる可能性も見えてくることがあります。
いきなり辞める前に、自分の状況を客観的に見直す時間を持ってみましょう。
- 仕事内容にやりがいを感じられない
- 別の仕事へのキャリアチェンジを検討する
- 大きな会社であれば、別の業務の部署へ移動できるか?
- 職場の人間関係がストレス
- 同じ業務の別の部署に異動することはできるか?
- リモートワークなど、職場から離れて業務を続けることはできるか?
- パワハラなどがあれば、人事などの相談
- 残業が多い
- 仕事量が適切か、会社と相談する
- 一時的な残業であれば、その期間を乗り越えることができるか?
- 通勤が負担
- リモートワークの希望を会社に打診
- フレックス制度での出勤を会社に打診
感情だけで辞めると後悔することも


「もう限界!今すぐ辞めたい!」と思うほどストレスが溜まっていると、冷静な判断が難しくなってしまうこともあります。
ただ、そのまま勢いで退職してしまうと、後から「次の仕事がなかなか決まらない」「転職したら、前職よりも条件が悪くなってしまった」など、現実的な問題に直面することも少なくありません。
特に、貯金がない状態で辞めてしまった場合、焦って、前よりひどい職場に入社してしまった…なんてケースも。
そうならないためにも、一時的な感情だけで決断するのではなく、現状を見つめ直したうえで「今の自分にとってベストな選択は何か?」を考えてみましょう。
転職へ向けて、小さな行動から始めてみる


「今すぐ辞めるかどうか」はまだ決まっていなくても、少しずつ行動を始めてみるだけで、気持ちはグッと前向きになります。
たとえば、転職サイトに登録して求人をチェックしてみたり、自分のキャリアチェンジしたい業界を調べてみたり。
仕事が終わった後や、休日の時間を使って、少しずつ動き出すことで、「自分には他の選択肢もあるんだ」と感じられ、気持ちにも余裕が生まれます。
また、スキルアップのためにオンライン講座や副業にチャレンジするのもおすすめです。
すぐに転職しなくても、「手に職をつけるためのスキルを習得する」ことは、将来の選択肢を広げることにもつながります。



私がWEBデザイナーを目指した頃は、正社員での転職はかなり難しい時代だったので(←氷河期世代です。)
当時、WEBデザイナーを目指すことは、ハードルが高かったです。
地方なので、未経験からの求人は、ほとんどなかったです。
それでも、貯金をためてスクールに通ってくれた過去の自分に、今の私はとても感謝しています。
どこかでチャレンジしないと、何も変わらないので、一歩を踏み出す勇気は大事です。
(でも、経済的な計画は立てておいた方がいいです。)




30代・40代でも転職は遅くない!


「もう若くないし…」と行動を諦めてしまうのはもったいないです。
30代・40代だからこそ「自分はどう働きたいのか」を真剣に考えるタイミングともいえます。
実際に、30代・40代から未経験の業界にチャレンジしたり、フリーランスとして独立したりする人もたくさんいます。
重要なのは年齢よりも「動くかどうか」、一歩踏み出す勇気です。



キャリアチェンジや転職は、もちろん早い方がいいですが、今日が人生で一番若い日!
これから65歳まで働くのであれば、40歳で転職しても、25年もあります!
手に職が就けば、65歳からも好きな仕事で働けます!
長い未来を思えば、1~2年準備することで、その後の人生、やりがいのある仕事ができると思えば、30代・40代からの遅いなんてことはないですよね。
まとめ:つまらない毎日を変えるために、準備しよう!


仕事がつまらない、辞めたい、やる気が出ない…
そんな気持ちを抱えているけど、「仕事なんて、そんなもん」と心に蓋をして、何年も同じ場所にとどまっていませんか?
割り切って続けることも選択肢ですが、「自分がどう生きたいか」を考え、主体的に選ぶことが何より大切です。
現状を変えるのは、他の誰でもない、あなたの行動です。
小さな行動からでいいので、少しずつ未来を変える準備を始めてみましょう。



