「WEBデザイナーになりたいけど、コーディングが苦手…」「HTMLやCSSができないと仕事にならない?」と不安に感じている人は多いはず。
結論から言うと、コーディングができなくてもWEBデザイナーになることは可能です!
ただし、どのような働き方を選ぶかによって、求められるスキルが変わってきます。
この記事では、コーディングなしでWEBデザイナーとして働く方法と、必要なスキルを詳しく解説します。
コーディングができないと、WEBデザイナーになれない?

コーディングができなくても、WEBデザイナーにはなれます!
ただし、働き方によってはコーディングスキルがあったほうが、有利になる場面もあります。
コーディングが不要なWEBデザイナー
- デザイン特化のWEBデザイナー
- FigmaやPhotoshopを使って、デザインだけを担当する
- ノーコードツールを活用するWEBデザイナー
- STUDIOやWebflowを使って、コードを書かずにコーディングする
- 企業などのインハウスデザイナー
- 社内デザイナーとして、バナーやLPデザインを担当する
(インハウスデザイナーがコーディングしないわけではない)
- 社内デザイナーとして、バナーやLPデザインを担当する
コーディングが必要なWEBデザイナー
- WEB制作会社のデザイナー
- HTML/CSSの知識が必要(最低限)
- 大きな会社だと、デザインだけを担当できることもあるかも?
- フリーランスで、WEBサイトを受注するデザイナー
- 構築もできると高単価
- サイト制作を依頼された場合、コーディングができないと、外部へ
- コーダー兼デザイナー
- デザインとコーディング両方を担当
つまり、「デザイン専門」か「デザイン+コーディング」かで求められるスキルが異なるということです。

WEB制作は、昔はデザインからコーディグまで一貫して、WEBデザイナーが担当することが多かったです。
2015年くらいから分業化が進み、デザインだけを担当するWEBデザイナー(UIデザイナー)とコーダー(フロントエンジニア)に分かれることが多くなりました。
分業化した理由は、2010年くらいから動的デザインが主流になるなど、CSSやjavascriptが複雑化したためです。
なので、ここ10年でWEBデザイナーになった人は「デザインのみ」を担当していることも多いのではないでしょうか。
私も複雑なjavascriptの案件は、パートナーさんに依頼して作業してもらってます。


コーディングが不要なWEBデザイナーの働き方
コーディングなしの仕事をするWEBデザイナーについて、詳しく紹介します。
デザイン専門のWEBデザイナー


PhotoshopやFigmaを使って、WEBサイトのデザインのみを作成する仕事です。
コーディングはエンジニアが担当するため、コーディングできなくても大丈夫ですが、デザインスキルが重要になります。
必要なスキル
- Photoshop、Illustrator、Figma,などのデザインツールの操作
- UI/UXの基礎知識(使いやすいデザインを作る)
- 色彩・タイポグラフィなど、デザインの基礎知識



私も今は、仕事の70%くらいが、デザインのみのお仕事です。
正直なところ、デザイン+コーディングのお仕事の方が、時間単価が高くなります。
デザインだけの仕事と比べると、費用に対して、作業時間が少ない「割のいい仕事」になることが多いです。
デザインとコーディング両方を一人で担当することで、効率よく作業できているのだと思います。


ノーコードWEBデザイナー


自分ではコードを書かず、STUDIOやWebflowなどのノーコードツールを使い、コーディングなしでWEBサイトを制作する仕事です。
必要なスキル
- STUDIO、Webflowなどのノーコードツールの操作
- デザインの基礎(レイアウト、配色など)
- サイト構造の理解(どのページが必要か)
企業などのインハウスデザイナー(社内デザイナー)


自社サイトの更新やバナー作成を担当するWEBデザイナーです。
コーディング不要な業務も多く、デザインとマーケティング寄りの仕事をします。
必要なスキル
- Photoshop, Illustrator でのデザイン制作
- SNS広告やLPのデザインスキル
- マーケティングの基礎知識
コーディングができないデメリット


分業化や、ノーコードツールの進化で、今はコーディングができなくてもWebデザイナーになれます。
ですが、全く知識がない状態だと以下のようなリスクもあります。
- デザイン通りに再現できないことがある
- CMS(WordPressなど)のテーマカスタマイズができない
- エンジニアとの連携で、意図が伝わりづらい
- クライアントから、軽微な修正を依頼されたときに対応できない
- 案件の選択肢が限られてしまう
つまり、ノーコードだけで活動する場合、どうしても「できることの範囲」に限界が出てしまいます。
コーディングを完璧にできる必要はありませんが、基本を理解しているだけで対応力や信頼性が大きく変わります。


最低限、どこまでコーディングができると安心?


がっつり開発スキルまでは不要ですが、最低限、以下の内容を理解しておくと安心です。
項目 | 内容 |
---|---|
HTMLの基本 | タグの意味、構造、見出しやリンクの使い方 |
CSSの基本 | テキスト・レイアウト・ボタンなど、見た目の装飾 |
クラスとIDの使い方 | Webデザインと連動するための基礎知識 |
レスポンシブ対応 | スマホとPCでの表示切り替えの基本 |
特にHTMLとCSSは、最初に習得すべき基本中の基本です。
「読める・少し直せる」だけでも、軽微な修正に対応できるので、業務の幅が広がります。
「デザインは得意だけど、コードは苦手…」という人こそ、まずはHTMLとCSSの基礎だけでも学んでおくのがおすすめです!



HTMLのコードには全て意味があります。
見出しの配置などで、SEOにも影響があるので、コーディングの基礎知識があった方が、WEBデザインにも有利です。
コーディング知識が全くないと、実装が難しいデザインをしてしまい、コーダーさんから差し戻しになる可能性もあります。
コーダーさんと連携する場合は、ある程度の知識があった方が、話し合いもスムーズです。
コーディングを意識したWEBデザインができるのは、WEBデザイナーとして強みになるので、少しずつでも勉強することをおすすめします!
まとめ:コーディングができなくてもWEBデザイナーになれる!


「コーディングができないと、WEBデザイナーに転職はできない?」と感じている人も、デザインを極めたり、ノーコードツールを活用すれば、WEBデザイナーとして活躍することは十分可能です。
ただし、コードを書ける人に比べて選べる仕事の幅は多少限られるため、自分に合った働き方を考えることが大切です。
自分に合ったスキルや、学習を調べて、WEBデザイナーとしての働き方を選択していきましょう!





